■IGDA Japan chapter イベント案内
星のカービィやスマブラを手がけたゲームデザイナー、「桜井政博」氏の講座を聞きに行きました。
この講座は申し込めば誰でも受けることができて、なおかつ、受講料が一般1000円という安さ。
自分のように業界に喰い込んでいない身からすると、この敷居の低さはとても魅力的でした。
会場は東京大学。今後来ることはほとんど無いんだろうなぁ・・っていう。東大入ったぜー!敷地の中に。みたいなみじめな思いをしたくないので、口ではあまり言ってない。
受講者は150人と割と小規模。後から知って入れなかった東大生が腹いせにスマブラ大会開いているんだとか。
講座の内容は『リスクとリターンについて』。
ゲーム誌等で割とよく見るので知ってる方も多いと思います。
以下のサイトに説明が載っているので参考までに。
■「星のカービィ」のディレクターである桜井政博氏ゲームの面白さについて語る(GameWatch)
ゲームの面白さとは何なのか?という非常にあいまいな部分に関して、
桜井氏は1つの答えを提示しています。
話を聞いて思ったのですが、なにがすごいかっていうと、すべて具体的なんですよ。
自分がどうしてそう思うかをなんとなくで済ませないで、しっかり具体化してる点が、
人より長けている点なのかなぁと感じました。
受講者の7割くらいは業界関係者とゲーム系専門学生だったらしく、ノウハウを貪欲に取り込もうとしているように感じました。
講演後に質疑応答があり、そこでの内容も非常に楽しいものでした。
そういえばここで思ったのですが、業界人とそれ以外の一般人とでは、逆に業界関係者の人の方がわけ分からない質問をしていました。
考えすぎて深みにはまっているように感じで、逆に一般の人の方がストレート。
ユーザー視点を保つことがどれだけ難しいかを物語る1つのキーワードのような気がします。
まぁ聞いていてとても面白かったのですが、
終了後に桜井さんになにか一言でも声をかけられなかった自分に対する自己嫌悪が強かったんですけどね・・。会場を後にする時の夜の本郷が鮮烈に残っています。
でもそれはそれで、全体としてとてもいい経験でした。プロのオーラをじかで感じられたことが、とてもためになりました。