漫画用紙のサイズと厚さ【まんが描き方めも】

漫画を描くための専用の用紙というものも売られています。
もしこれから漫画を描こうとした場合、定番どころの「アイシー マンガ原稿用紙」を揃えておけば間違いはないでしょう。
ただ、画材屋や通販サイトを見ていると色々な種類の用紙が置いてあり迷ったりしますよね、、。例えば同じ「アイシー マンガ原稿用紙」でも主に以下の種類があります。

・アイシー マンガ原稿用紙 B4 厚135kg
・アイシー マンガ原稿用紙 B4 薄110kg
・アイシー マンガ原稿用紙 A4 厚135kg
・アイシー マンガ原稿用紙 A4 薄110kg など

自身も初めは何のことか分からず適当に買っていましたが、上記のものについては、
・サイズがB4かA4か
・紙が薄いか厚いか
の違いがあります。

用紙を揃える際に考えるのは、「自分がどういう目的で漫画を描くか」という事かと思います。
というのも、なぜ色々な種類の用紙が売っているかと言えば、用途に応じて使う用紙が違うからです。

用紙サイズと厚さの用途

まずサイズについてですが、主に【B4】か【A4】かがあります。
【B4】は商業漫画用。つまりコンテストに応募したりプロとして描いている場合はこの大きさになります。【B4】は実際に手に取ってみるとわかりますがA4と比べて大きいです。日常でもなかなか触れることのないサイズの用紙じゃないかと思います。
なぜちょっと大き目な【B4】が商業用なのかというと、雑誌や単行本に製本した際、本のサイズは【B4】よりだいぶ小さくなりますが、元の原稿よりも縮小して印刷することで線が綺麗に写し出されるからなんだそうです。
そして【A4】ですがこちらは同人誌用。個人の趣味で書く場合に使われることが多いようです。いざ商業用のB4で描いてみると紙が大きすぎると感じる場合があります。机の幅も取りますし、用紙が大きい分たくさん書き込まないといけない気分になったり、気軽さという点では劣る部分があります。【A4】は一般的なコピー用紙などのサイズと同じですので、日常でもよく触れる分、取り扱いも容易だと思います。気軽さの点でこのサイズの用紙が用意されているのかと思います。

次に紙の厚さについて。
アイシーの用紙については135kgや110kgという名称で売られています。
厚さについては用途というよりかは好みの問題かもしれません。これも実際使ってみると分かりますが厚さが全然違うのが分かります。
【厚い】と紙に安定感があります。薄い方だとベタ塗すると紙が波打ったり、トーンをつける際カッターの刃を立てすぎで紙を切り抜いてしまうなど取り扱いが少々難しい印象があります。
【薄い】方については裏がよく透ける分トレースするのには向いてると思います。また厚い方と比べて価格がちょっと安いのは魅力です。用紙は結構いっぱい使いますからね。

漫画を描くにあたりどの用紙を使っても問題なく描くことはできますが、初めての場合は厚い方の135kgを揃えるのをおすすめします。サイズについてはプロが使っているのを知るためにもB4で始めるのが良いと思います。ただ描いていてキツイと思ったらA4にしましょう。モチベーションを保つことが大切だったりもしますからね。

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